2010/10/05

アーネムランド旅行記 その5(ケープ・アーネム)

今日はジェレミーがビッグ・サプライズがあると言うので、何だろうと考えても分かるハズもない。
昨日と同様に朝からアート・センターに行き、買ったイダキをすべてまとめて、発送のための最終の荷造りだ。
ちょうどジャルーが1本イダキを持って現れた。荷造り前のタイミングだったのでイダキにサインを入れてもらう。
ヨルングの若者が2名、一緒に車に乗込んで来た。
一人はイダキ・プレイヤーとしても優れているD.J(ドゥアカル・マリカ)、あとの一人は名前が分からなかった。
車に揺られること2時間!(もう尋常じゃない激しい揺れね!)「ケープ・アーネム」にやってきた!
海に着くとD.Jがいきなり海に走り出して、いきなり槍を投げる!な、なんと!魚を突き刺して戻って来た!
車の中から魚を見つける視力!魚を突き刺す技術!なんというヨルング(アーネムランドのアボリジニ)のパワー!
さて、ここからはお仕事!まったく遊んでばかりじゃないよ。
今回のツアーの目的は「異打樹!」のアーティスト写真の撮影とイダキの制作とヨルング・スタイルの演奏の研修だ。
快晴の空の下、哲Jさんと僕は暑いのに長ズボンに履き替え(笑)、プロモ用の写真を撮影した。
そして、ジェレミーのお勧めのイダキ・プレイヤーのリジェイからはビーチでイダキのレッスンを受けた。
まずマウス・リズムのレッスンから始まって、伝統曲を3曲ほど教えてもらった。
後半に習った曲は、もう憶えきれず、断片的だが、それでもめっちゃ勉強になったなぁ。
そして、夜には、ふたたびジャルー家に最後の挨拶に訪れた。
ラリーは庭でイダキを吹き、家の前で長老が歌を歌い、若者にイダキの指導!
ジャルー一家はビーチにいて、ウミガメを茹でていた。ウミガメを食べるという話は聞いていたが、現実に遭遇するなんて。
しかも自分が食べるなんて!卵はとても濃厚な味だ!内蔵はふつうの牛のホルモンみたいにおいしい!
塩水で茹でただけで、この味が出るなんて、自然って最高だ!
最後の挨拶を終えて、ジェレミー、哲Jさん、マーパンさんと最後のディナー。


ジャルーがアートセンターにプラッとやって来た。そしてジャルー・イダキにサインを入れてもらったのだ。もう完全にミーハー!(笑)


ジェレミーのビッグ・サプライズとは僕に「ケープ・アーネム」の海を見せる事だった!
その愛情深さには心から感動だ!


なんとD.Jは走る車の窓から海を見て「ちょっと止めて!」と飛び出して行き!この魚を槍で突いてゲット!なんという視力やねん!


これが戦勝品の魚!めっちゃでかいよ!手前の木製のグッズは槍を投げる道アボリジニの道具!


海が美しすぎて、空が映って、上も下もブルー!


異打樹!のアーティスト写真のうちの1枚!


D.Jのイダキレッスン!分かりやすくて、とても勉強になった。


ジャルー家に戻るとウミガメの鍋が用意されていた!めっちゃ美味しい!


もうすっかりジャルー・ファミリーに馴染んで、最高の気分!