2009/11/21

Thai Bangkok Drum Competition ドラムコンペティション本番

バンコク ドラムコンペティション本番
バンコクでは初となるドラムコンペティション!以前はインドネシアで同名のイベントの審査員とゲスト演奏を務めたが、ドラムって、やっぱり格闘技のイメージがあって、このような戦いは本当に盛り上がる!
「音楽は勝ち負けです!」とハッキリ優劣をつけて賞金まで出してしまうのだから、もう絶対負けたくない!て感じで、始まる前から各選手、いや各ドラマー同士で火花が散ってるのだ。僕の仕事はドラムコンペティションで演奏するドラマー全員の演奏をジャッジ!
到着後にいきなり雑誌の取材からTVの取材まで入る。このコンペティションの趣旨や審査基準などを聞かれる。
さて、このコンペティションは2つの部門に別れている。「生ドラム部門」と「エレドラ部門」。
内容は、まず個人技能を発揮すべくドラムソロ!次にアンサンブルの力を試すベースとデュオでのインプロヴィゼーション。
自分の好きなグルーヴをベーシストに伝えておいて、軽い打ち合わせの後に一緒にプレイするというものだ。このアイデアは意外と素晴らしかった!
長丁場のため、ベーシストは2名が分業して行う。
ベーシストのお姉さん(Fai さん : Narissarin Janpraisri)は見た感じギャル。
「絶対領域」を通り越えて、足をほとんど露出!と、そんな情報はいらないが、ベースはめっちゃうまくてスラップからロックのツーフィンガーのプレイも素晴らしい。
ちょっとクールなフュージョン系の男性ベテランベーシスト(Papさん: Mr. Viroj Satapanawat)はバカテク!
高速スラップはもちろん、今のコンテンポラリー系のアプローチはなんでも弾けるだろう。
二人のベーシストの名前が分かる方、是非教えてね。分かり次第更新しま〜す!
さあ!コンペティションがスタート!昨日のクリニックで死ぬほど質問をしていたドラマーたちも勢揃い。たった一日で、そのアドバイスを生かしたプレイをしてしまう彼らはホンマに前向きだ。
4枚目の写真の子、めっちゃ菅沼道昭にそっくりで、笑ってしまいました。
時間が進むにつれて、あることに気がつく。予定表に休憩時間を取っていないのだ。
ブッ続けで審査して、舞台転換の合間が来たのでトイレに行こうとしたら、いきなりステージから「抽選会の抽選を引いてください!」小さい番号札を引かされ、プレゼンテーターになる。ラッキードローの担当だったのね。お客さん対象のこの出し物。賞品はTシャツからスネアドラムまで豪華で、みんな大喜び!
さらに後半戦の全員の演奏が終わって、僕のデモ演奏までのセッティング時間を取っておらず、これまたいきなり「KOZO SUGANUMA!」と呼び出されて「いきなりかいっ!」と日本語で応戦!あたふたと5分くらいでセッティング後にいきなりデモ演奏。
そして、演奏後に審査の集計と判断。これもいきなり審査に入った。大阪並みのせっかちさ!大阪では「イラチ」と呼ぶ。
いよいよ審査発表!
なんと賞金の金額は高額!この賞金を生活費に充てるのか、ドラムグッズを買うのかは知らないが、とにかく笑顔!笑顔!
表彰して金額の入ったプレートを渡しているスーツ姿のダンディーな男性はヤマハAPの成松氏。現在ではこちらの会社の社長も兼任されている。以前は台北や中国でもお世話になりましたっ!
この夜は総打ち上げ!タイのスタッフとともに楽しいディナー!食後には佐々貴氏、成松氏とともにオイルマッサージの2時間コースに行った。やはりタイ古式マッサージは最高よ。でも絶命寸前だったため、ほとんど寝てしまいマッサージされた記憶がない。あ〜もったいない。