2008年12月7日 (日)ロンドンにて
ZDAA(Zildjian Drummers Achievement Awards)
ZDAA(Zildjian Drummers Achievement Awards)
ジルジャン社、創立385周年を記念する特別行事「ZDAA」にVIPで招待された。
今回の「ZDAA」は、ジルジャン社、創立385周年の記念パーティーの中でジンジャー•ベイカーのドラマーとしての功績を讃えるイヴェントでもある。
僕は2階席のセンターの1ブロック目に当たる超VIP席でそれを観戦。ステージに向かって、僕の前にはジルジャンファミリー、右側には、なな、なんと!ローリング•ストーンズのチャーリー•ワッツが!
最初の舞台挨拶は社長であるクレイギー•ジルジャン、副社長のデビー•ジルジャン、そしてジョン•デクリストファー氏。
98年にボストンで開催された初回の「ZDAA」はルイ•ベルソン、ロイ•ヘインズ、マックス•ローチを讃えたイヴェントだった。第2回の「ZDAA」は2003年に開催され、スティーヴ•ガッドの功績を讃えた第イヴェント。そして今夜は亡きミッチ•ミッチェルに関係する曲が多数演奏されることと、メインのドラマーにジンジャー•ベイカーを迎えリスペクトする趣旨だ!
第1部はキース•カーロックが「PHX」をプレイ!
最初のセットから凄腕メンバーが勢揃い!ベースにトニー•レヴィン、ギターにレイ•ラッセル。選曲は、ほとんどがクリームの楽曲で、ジンジャー•ベイカーに捧げる熱演だった。
第2部は大人気のサイモン•フィリップスが登場!多点ドラムキットにオクタバンもしっかりマウントしていて、怒濤のドラムソロを期待するもグルーヴのみのプレイを披露。今日はジンジャー•ベイカー以外はドラムソロが禁止されてるのかもしれない。ホーン•セクション入りのこのセットには、今日はドラマーではなくキーボードでゲイリー•ハズバンドが加っている。そしてボーカリストのスティーヴ•マルサモを迎えて、ジミ•ヘンドリックスの楽曲を演奏しミッチ•ミッチェルに捧げた。ラストにキースを呼び込んで実現した夢のツイン•ドラムでは超懐かしいブラインド•フェイスの楽曲までが披露された。
第3部に登場するドラマーはスティーブ・ホワイト!と、そしてディープ•パープルのジョン•ロードが登場!一曲弾く間にもパープルで聴き慣れたブルーノートのフレーズのオンパレード!
さて、ジンジャー•ベイカーが登場だ。ベースにはクリームのジャック•ブルースを迎え、ジンジャーが「今からジャズをやります!」と宣言して、始まった曲は「ストレート•ノーチェサー」。
ステージ後半では、ドラマーのトニー•アレンとパーカッショニストのアバス•ドドゥーを従えて、ジンジャー得意のアフロキューバンが延々と響き渡った!
ラストにはお決まりのスタンディング•オベーション!
この歴史的なコンサートを見れてホンマに幸せな一夜だった。
*ロンドンでのお写真も楽しんでね。
アビー・ロードを渡りました。
デカい観覧車は「ロンドン・アイ」、邸宅は元ポール・マッカートニーの家。ドラム・ショップでサインをせがまれる。神保氏のもあったよ!信号も地下鉄のホームもマクドナルドも、とにかくデザインと色合いがカッコイイ。
左:クレイギー・ジルジャン社長(Craigie Zildjian)
右:デビー・ジルジャン副社長(Debbie Zildjian)
右上:トニー•レビン(B)Tony Levin
左下:キース•カーロック&サイモン•フィリップス&コーゾー
Keith Carlok & Simon Phillips & KOZO
右下:ジョン•ロード(Org) Jon Rord